Cactiテンプレートの探し方と適用方法(F5 BIG-IPの例)

こんにちは!
クララオンライン グローバルソリューション事業部の渡辺です。

弊社ではリソース監視ツールとして、Cactiをメインで使っています。
業務では多種多様な機器を監視する必要があるのですが、Cactiのデフォルトでは限られたものしか監視できません。
そこで、ちょっと頑張る必要があります。

 

ホストテンプレートについて

Cactiでは監視対象を追加する際に、登録してあるホストテンプレートから選択し適用します。 例えば、Linux用テンプレートを選択すれば、CPU、ロードアベレージ、メモリなどのリソースをグラフ化できます。 つまり監視対象に合わせたホストテンプレートが必要になります。

そこで今回は、Cactiへのホストテンプレートの探し方と適用する方法を説明します。
例として、以下のロードバランサーをCactiで監視できるようにします。

  • 機器・・・F5社のBIG-IP LTM
  • OSバージョン・・・v11

 

Cactiのインストール

Cactiのインストールについては、Web上に多く記事があるので、ここでは説明しません。
例えば、さくらインターネットの方が書いている記事がありますので、そちらを参考にしてください。
モニタリングツール「Cacti」でのリソース監視
 
概ね、この記事の通りにインストールしてある前提で話を進めます。

 

Cactiのデフォルトホストテンプレート

インストール直後のHost Templateは、下記の7つしかありません。少ないですね。

  • Cisco Router
  • Generic SNMP-enabled Host
  • Karlnet Wireless Bridge
  • Local Linux Machine
  • Netware 4/5 Server
  • ucd/net SNMP Host
  • Windows 2000/XP Host

 

cacti1

templateページで探す

さくらインターネットさんの記事にもありましたが、テンプレート一覧ページがあります。

http://docs.cacti.net/templates

ざっと見てみると、 f5 big-ip ltm と書かれたものが見えます。

cacti2

 

その部分をクリックして、先に進むと以下のようにF5 BIG-IP LTM (v9) と表記されています。

cacti3

 

v9 と書かれているものは、BIG-IPのOSバージョンなのですが、今回弊社で導入するのはv11でした。
残念ながら、これは上手く動かない可能性があります。

 

フォーラムで探す

Cactiには、掲示板サイトがあります。 ここでトラブル対応や意見交換などがされています。

http://forums.cacti.net/

ここで検索してみましょう。 Searchのところをクリックします。

cacti4

 

検索条件を下記にして、Searchボタンを押します。

  • Search for keywords: bigip
  • Search in forums: Scripts and Templates

cacti5

 

以下のようなスレッドがヒットしました。 v11 と書いてあるので良さそうです。
F5 BigIP v9 v10 v11 Templates (Global and LTM)

スレッドをざっと見たところ、多少上手くいっていない人もいるようですが、 概ね大丈夫そうです。
v11での成功報告もありますので、これを使ってみることにします。

 

テンプレートのダウンロード

先ほどのフォーラム・スレッドから、ダウンロードします。

  • cacti_host_template_f5_bigip_v10 20120601.zip

 

zipファイルを解凍してみると、中には5つのXMLファイルがありました。

  • cacti_host_template_f5_bigip_v10 20120601.xml
  • f5_bigip_if.xml
  • f5_bigip_ltm_member.xml
  • f5_bigip_ltm_pool.xml
  • f5_bigip_ltm_vs.xml

cacti_host_template_f5_bigip_v10 20120601.xmlがホストテンプレートです。
後述しますが、こちらはWebインターフェースからアップロードします。
 
他の4つのファイルは、ホストテンプレート内で参照されていると思ってください。(本当はもう少し複雑ですが。)
ただ、ホストテンプレート内に含まれてはいないため、Cactiサーバに別途導入する必要があります。
こちらも後述しますが、この作業はWebインターフェースでできません。

 

HostTemplateをWeb画面でアップロードする。

メニューから、Import Templates を選択します。

cacti6

 

Import Template from Local Filecacti_host_template_f5_bigip_v10 20120601.xmlを指定します。

cacti7

 

Import ボタンを押します。

cacti8

 

この時点でHost Templates のメニューにF5 BigIP v10 というのが表示されます。

cacti9

 

これで完了のようですが、もうちょっとだけ続きます。

 

ディレクトリにファイルを保存する。

/usr/share/cacti/resource/snmp_queries/ に残った4つのファイルを保存します。

  • f5_bigip_if.xml
  • f5_bigip_ltm_member.xml
  • f5_bigip_ltm_pool.xml
  • f5_bigip_ltm_vs.xml

この4つのxmlファイルはホストテンプレートから参照されています。

これでテンプレートの導入は本当に完了です。 BIG-IPを監視し、グラフが作成できるはずです。

 

おわりに

今回はCactiのテンプレートを探す方法、インポートする方法を紹介してみました。
有効なテンプレートが必ずしも存在するわけではないですが、発見し利用できれば非常に時間が短縮できます。
もちろん、既存のものが見つからず、テンプレートをゼロから作ることもあります。
機会があれば、そちらの方法も紹介したいと思います。

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claraer

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